インサイダー取引と証券取引規制違反
インサイダー取引の防止どのように勝つか
私たちは決して、株式市場での取引のために、ジョンソンコントロールズや他の企業に関する内部情報を利用または漏洩しません。
なぜ「バリュー第一」か
私たちは、業務を遂行する過程で、ジョンソンコントロールズや他の企業に関して、投資家に役立つような情報にアクセスする場合があります。 誠実さを第一に考えるということは、託された情報の保護に関して、私たちが常に信頼に足る存在であると示すことを意味します。 「内部」情報とは、投資家が投資上の意思決定を下す際に重要だと考える詳細情報から成ります。こうした情報は、重要な非公開情報とも呼ばれます。 こうした情報を自分自身の利益のために使ったり、他者の利益のために漏洩したりした上で行う取引のことを、インサイダー取引と言います。 こうした行為は、不公平な優位性をもたらし、金融市場をゆがめるため、違法とされています。 インサイダー取引関連法は厳格に実施されており、しばしば有罪者は高額の罰金や懲役刑が科せられています。
「勝つ」とはどういうことか
私たちは以下を行うことで、インサイダー取引を防止します。
- 内部情報を知り得たとしても、その情報が市場に公開され、浸透するまで、決してその情報を利用してジョンソンコントロールズや他の公開企業の株式を売買しない
- 家族、親戚、友人を含め、社外の誰にも内部情報を漏らさない
- 同僚と内部情報を共有するのは、その必要がある場合のみに限定する
- 会社の文書を慎重に取り扱い、公共の場所で話題にするのを控えることで、内部情報の意図せぬ開示を防止する
- いずれかの企業の重大な非公開情報を、その情報に基づいて取引しそうな誰かに漏らす「ティッピング」行為はしない
まず考える
Q:
私の叔父は、世界的な金融危機以来、投資の損失を回収できず、子供たちの学費の工面に苦労しています。 そんな彼から、ジョンソンコントロールズの株を買うべきか尋ねられました。 当社はもうすぐ新製品の発売を予定しており、株価の上昇が期待されるので、そのことを教えてあげれば、叔父は大いに助かると思います。 私は新製品の発売について話したり、株の購入を勧めたりしてもよいでしょうか。
A:
絶対に行ってはいけません。 製品発売に関する詳細情報は、あなたの叔父様に不公平な取引優位性をもたらす可能性がある重大な非公開情報です。 そのような情報を伝えることは違法です。 叔父様には、あなたはジョンソンコントロールズの従業員であるため、株取引に関する意思決定を左右するような情報は提供できないと伝えてください。 また、当社ウェブサイトの投資家情報のページを閲覧するか、具体的な質問がある場合は当社のIR部門に問い合わせるよう伝えてください。