サプライチェーンにおける権利濫用の禁止

人権の尊重と保護

どのように勝つか

私たちは、いかなる場所でも人権を尊重し保護するビジネスパートナーとのみ仕事をすることで、倫理的なサプライチェーンを維持するよう取り組んでいます。

なぜ「バリュー第一」か

私たちを導くのは、会社の目標です。その目標には、世界中の人々の権利を尊重し、保護するという約束も含まれます。 私たちは、人々を適切に支えることが、豊かな未来への鍵であると信じています。 そのため私たちは、児童労働、強制労働、奴隷、および人身売買のない倫理的で透明性のあるサプライチェーンを維持することに注力しています。

国連グローバル・コンパクトに早期加盟したことからも分かるように、私たちは人権と持続可能な価値の創造との間を結び付け、社会に利益をもたらします。

「勝つ」とはどういうことか

私たちは以下を行うことで、当社の業務やサプライチェーン全体で人権を尊重し保護するよう取り組んでいきます。

  • ジョンソンコントロールズのすべての施設で、安全かつ健康的に働くことができる状況を提供する
  • 従業員の団結する権利と団体交渉をする権利を尊重し、決してその代表者を差別しない
  • 市場に照らして適正な給与を支払い、報酬に関連するあらゆる法的要件を十分に満たす
  • 従業員には、現地法で許可されている勤務時間や残業時間を超えて勤務させない
  • 新しいベンダーを選ぶときには、ビジネスパートナー候補に関する適切なデューデリジェンスを実施し、調達規程に従うと共に、人権侵害をしていない企業を開拓する
  • 仕入先やベンダーに、当社のグローバル仕入先基準を遵守するよう求める
  • 紛争鉱物を調達または使用しないようビジネスパートナーに指示する
  • 人権問題を知り得た場合、法務部門またはIntegrityヘルプラインに報告する

人権の尊重と保護に関するさらなるガイダンスについては、 人権とサスティナビリティ奴隷と人身売買仕入先の多様性および紛争鉱物に関する当社の規程を参照してください。

人間第一: すべてはつながっている

人権問題は、当社のサプライチェーンについて気を付けていれば事足りる問題ではありません。 人々が職場で、市場で、また私たちの地域社会でどのように扱われるべきかを考えることが重要です。

私たちは、グローバル企業として、明白な影響力を持っています。 この分野における当社の姿勢は、当社の人権とサステナビリティ規程に反映されています。 この規程は、人権に影響を与えうる、次のような数多くの問題について言及しています。

  • 安全衛生
  • 労働条件
  • 贈収賄と汚職
  • 環境に対する考慮
  • ガバナンス
  • 透明性のある報告と説明責任

まず考える

Q:

私は最近、発展途上国にある当社の主要な仕入先の施設を見学しました。 労働者の中には年端も行かない子供がいるように感じました。 2日間の見学は朝から晩までに及んだのですが、その子たちは早朝から深夜まで働いていました。 この地域では違法な児童労働と労働時間の問題が根強いようです。 この仕入先は評判も良いですし、適用されるすべての労働法に準拠していると豪語していました。 私はこの件について声を上げたり、上層部に報告したりするべきでしょうか。

A:

ジョンソンコントロールズは、国連グローバル・コンパクト加盟団体として、また一般的に人権を擁護している組織として、児童労働やその他の労働虐待を看過しません。 当社の仕入先で労働虐待や人権侵害が行われている疑いがある場合は、調査ができるように、その旨を上司やコンプライアンス部門、またはIntegrityヘルプラインに報告する必要があります。